くず鉄収集所

遊戯王のあれこれを徒然なるままに書き下ろしていくブログです。

デッキ構築備忘録【五虹の魔術師編】

始めに

皆さんこんにちは、Feです!

今回はこれまでのデッキ紹介とは違い、今組んでるデッキの制作過程を晒すものになっています。巷で話題の備忘録に乗っかった形ですね。作成中のデッキなので、今回はデッキレシピはございません。チラ裏のメモ書きと思って、今まで以上に温かい目でご覧ください。

 

 

今回の主役

今回の主役はこのカード。

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《EM五虹の魔術師》です!注目すべきはやはりそのP効果。セットカードが

0枚:フィールドのモンスターは効果発動&攻撃不可。

4枚:フィールドのモンスターの攻撃力を元々の倍にする。

と、その枚数によってお互いのプレイヤーに影響を及ぼす変わった効果を持っています。今回はこのカードの魅力を100%引き出せるようなデッキを目指して作成を始めました。

0枚時効果の狙い方

このカードのセットカード0枚時の効果を使おうと考えたときに真っ先に候補に挙がるカードがあります。それがこちら。

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セットを禁止する《ダーク・シムルグ》です。セットカード0枚の状況を維持しつつ、《ダーク・シムルグ》を《五虹の魔術師》の効果で戦闘&モンスター効果による除去から守ります。遊戯王wikiにも載ってる有名コンボですね。

しかし、このコンボにも1つ弱点があり、それが魔法による除去です。《サイクロン》などの魔法罠除去はもちろん、最近では《禁じられた一滴》などで《ダーク・シムルグ》を処理されることも増えてきました。

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これの対策として挙げられるのが《魔封じの芳香》ですが、このカードはPカードである《五虹の魔術師》との相性が良くありません。そして、このカードで魔法罠ゾーンを1枠使ってしまうことによってセットカード4枚の効果を狙えなくなります。(あと、五虹の魔術師無しでも勝てそうなので・・・)

そこで、今回は別の方法でロックを狙うことにしました。それがこちら。

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魔法&罠ゾーンそのものを使用不可にします。

これで相手のセットと、魔法による除去を同時に防ぐことが出来ました。あとはこのカードにエクシーズ素材を2つ供給する方法ですが、そこは追々考えることにします。

 

4枚時効果の狙い方

次に4枚時の効果を狙う方法について考えていきたいと思いますが、これに関しては最初から思い浮かんでいた方法があります。それがこちら。

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いわゆる墓地からセットできるカードですね。《ハイレート・ドロー》以外にも《迷い風》や《巨神封じの矢》などこの手のカードは多いので、これで4枚セットを目指そうという目論見です。

また、この方法の利点は《五虹の魔術師》の間接的なサーチも兼ねている点。《五虹の魔術師》はモンスター効果によって、カードをセットすると墓地からPゾーンに置くことが可能です。なので、墓地を肥やすことが《五虹の魔術師》とセットカードの確保に繋がるこのプランを軸にデッキを考えていくことにします。

 

デッキのフィニッシャー

ここまでは《五虹の魔術師》の効果を最大限に活用するための方法を考えてきましたが、今度はデッキのフィニッシャーを決めていきましょう。現時点でこのデッキに足りない要素は

 

・墓地を肥やす手段。

・攻撃力倍化の影響を受けやすい高攻撃力モンスター

・相手のセットカードをフリーチェーンで除去する手段

 

の3つ。この中の3つ、最低でも2つを満たすモンスターがフィニッシャーとして相応しそうです。さて、この条件に合致するモンスターと言えば・・・

 

 

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3つ満たす奴がいました。

条件こそ厳しいものの、効果はフリーチェーンでデッキの上から3枚を墓地送り&対象を取らない破壊とこのデッキにぴったりのモンスターです。このカードをフィニッシャーに据えることにしました。

 

その他のデッキ周りについて

ここから先はまだ決め切れていない部分なので、いくつかの候補を列挙するだけにしておきたいと思います。

①ライトロード

墓地を肥やすといえばこのテーマって感じですが、他にもライトロードの利点として挙げられるのはランク4を立てやすい点。《Emトリック・クラウン》や《ライトロード・ビースト ウォルフ》などの存在から、ランク4の《トレスラグーン》を立てることは難しくなさそうです。その中でも重要なのがこのカード。

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ライトロードと非常に相性がいいこのカードですが、注目すべきは自分フィールドのカードも除外できる点。

《トレスラグーン》で魔法&罠ゾーンを封鎖するには相手フィールド上のカードの枚数が自分フィールド上のカードの枚数より多い必要があります。その発動条件を満たすためにも自分フィールドのカードを減らしながらランク4の素材になれる《シラユキ》は非常に相性がいいですね。

また、墓地のカードもフリーチェーンで除外できるので《ハイドランダー》のために墓地をハイランダー状態にするのにも役立ちます。

 

そして、ライトロードを使うもう1つのメリットがこれらのカード。

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ランク3を立てられる点が重要で、《ルミナス》から《No.75 惑乱のゴシップシャドー》へと繋いでいきます。《トレスラグーン》のエクシーズ召喚から素材の補充までがライトロードのギミック内で完結している点が嬉しいです。

 

 

②アンデット族

ランク4を立てやすい《不知火の陰者》や、《ハイドランダー》の召喚条件をすぐに満たせる【魔妖】などを有する「アンデット族」も気になっています。墓地肥やしの恩恵を受けやすい種族なのもデッキの噛み合わせ的にありがたいですね。

あと、アンデット族を使うメリットがこちら。

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ストラクRで登場した墓地からセットできる「アンデット」魔法、罠です。《迷い風》などとは違い能動的にに墓地からセットできるので、《五虹の魔術師》を自分ターンに置けます。《グローアップ・ブルーム》も一緒に採用して墓地肥やしとアンデットの除外を同時に行うのも面白そうです。

 

③ジェネレイド

《ハイドランダー》をサーチするために《クリフォート・ゲニウス》を使いたいと考えていたところ、候補に浮上。

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 《ゲニウス》のリンク先に2体特殊召喚するための手段を探していたところ、《王の舞台》を有するジェネレイドが目に留まりました。これまでの案の中でも《妖精伝姫-シラユキ》の除外コストにジェネレイドトークンが使えたり、《死の王ヘル》をアンデット族に組み込めたりと噛み合う部分も多そうです。

ただ、展開にフィールド魔法が必須の関係上《トレスラグーン》との相性が悪そうなのがネック。あと、《VFD》に繋がりそうで怖い。

 

④紋章獣

エクシーズ素材の追加要因として《紋章獣ツインヘッド・イーグル》を採用するパターン。

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元々「紋章獣」自体がランク4を立てやすいデッキなので、《トレスラグーン》との親和性がいい点、エクシーズ召喚した《ブレイン・コート》を墓地へ送り、効果でデッキから紋章獣を2体墓地へ送ることで《ハイドランダー》の召喚条件が整う点がこのデッキと噛み合っています。

難点としてはエクシーズ素材補充以外の役割が薄いことですかね。このテーマを使うならもう少しランク4をメインにした方がいいかもしれません。

 

⑤その他のカード

テーマには属してないけど、相性の良さそうなカードをいくつか。

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《五虹の魔術師》を墓地へ送るカードとして注目しています。制限されるのはモンスター効果の発動なので、《ハイレート・ドロー》などの魔法、罠は墓地効果を発動できます。このカードで墓地へ送りたい闇属性モンスターが今のところ思いついていないので、そこが見つかれば強く使えそうです。

 

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《ハイレート・ドロー》や《エターナル・カオス》など相性のいいカードに通常罠が多いので、このカードも強そうです。デッキから罠カードをセットできるので、《五虹の魔術師》を墓地からPゾーンに置くためのトリガーとしても使えます。

 

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相手のセットを破壊するために採用したいカードです。《ツインツイスター》でも良さそうですが、先述した《トラップトリック》との相性がいいので、通常罠であるこちらを優先しています。

 

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《五虹の魔術師》と《ハイドランダー》どちらとも相性のいいカード。①効果で相手のセットカードを破壊し、②効果で相手のセットを抑制、③効果で《ハイドランダー》で肥やした墓地から強いカードを回収します。

また、②効果は手札からのセットを抑制するので、このデッキのコンセプトである墓地からのセットを阻害しない点も好相性です。このカードを使う場合は4枚時効果は狙わずに、相手をロックしている間に勝ち切った方が良さそうです。

 

終わりに

いかがだったでしょうか?

今回はデッキの構築過程を晒す備忘録的な内容だったので、記事も普段のデッキ構築の流れに沿って書いてみました。使いたいカードを決定→目指す盤面を設定→相性のいいカードを肉付け、の順で構築することが多いですね。

また、初めてデッキ紹介以外の記事を書いた感想ですが、かなり楽しかったです!普段のデッキ紹介記事と違ってデッキを練り上げる工程を挟まないので、気楽に記事を書けるのが気に入りました。これはぜひ他のブロガーの方の備忘録も読んでみたいですね。構築備忘録でも、没コンボの墓場でもいいので読ませてください、お願いします。

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それでは、今回の記事はここまで。また次の記事でお会いしましょう!