くず鉄収集所

遊戯王のあれこれを徒然なるままに書き下ろしていくブログです。

デッキ紹介【ヒロイックの春】【遊戯王AdventCalendar3日目Aサイド】

はじめに

皆さんお久しぶりです、Feです!

前回の更新から随分と期間が空いてしまいましたね。この半年は仕事で使う資格取得に向けた勉強が忙しく、ブログまで手が回りませんでした。最近やっとブログの書き方を思い出してきたので、これからは以前のようにデッキ紹介記事を投稿していこうと思います!

 

さて、今回の記事は刺身さん主催の遊戯王AdventCalendar」という企画に参加しているものになります。

 

sashimimihsas.hatenablog.com

 

12月の頭からクリスマスまで毎日日替わりで遊戯王ブログが楽しめるという素晴らしい企画です。今回自分は比較的ライトな話題を扱うAサイドで参加しました。去年までは読む側でしたが、今年は書く側でも企画を楽しませて頂きます。

 

luclfer2991.hatenablog.com

昨日のルーシーさんの記事はこちら!こういった遊戯王に関する様々な記事を楽しめるのもこの企画の醍醐味ですね。

そんな「遊戯王AdventCalendar」ですが、僕はいつも通りデッキ紹介をさせていただきます。

それでは、デッキ紹介に行きましょう!

デッキレシピ

デッキのコンセプト

今回デッキを組むきっかけになったのはこのカード。

 

実は遊戯王を始めたころから使っている、思い入れのある1枚です。ここ1年でヒロイック新規や多くの地属性サポートが登場したので、久しぶりにこのカードでデッキを組むことにしました。

 

そんな《エクストラ・ソード》ですが、ブログ休止中に非常に相性のいいカードが登場しています。

 

 

並べれば並べるほど強い《エクストラ・ソード》を2体蘇生できます。召喚権を使わずに攻撃力2000UPのXモンスターが立つのは非常に強力です。

(ちなみにこのコンボを思いついた当初、遊戯王Neuronの組み合わせ検索でヒットするデッキが1つも存在せず、実は相性が悪いのか?と不安になりました。)

 

そんな《重力均衡》《エクストラ・ソード》ですが、蘇生が必ず2枚なのでデュエル序盤から狙いやすいコンボとはお世辞にも言えません。そこで、デュエル序盤を支えるテーマとして春化精を採用しました。

 

 

春化精の魅力は何といってもその展開力。自身と手札コスト1枚で墓地の地属性蘇生+αを行えます。この効果で序盤は《エクストラ・ソード》を展開していくことにしました。その際の手札コストに《Gゴーレム・ペプルドッグを使えば《重力均衡》もサーチできて一石二鳥です。

 

 

元々このコンボ自体がヒロイックとGゴーレムという2つの地属性テーマから成るので、そこを取りまとめる役としても春化精は適任です。

 

そして、春化精を採用したもう1つの理由が②効果。蘇生効果に隠れがちですが、《春化精の花冠》と組み合わせることで地属性に攻撃力倍化や2回攻撃付与など、かなりアグレッシブな効果が揃っています。

 

 

これらのカードと《エクストラ・ソード》を合わせながら戦い最終的には

「超火力のXモンスターを連続で叩きつけて勝つ!」

というのが、このデッキの目標となります。

デッキの動き方

このデッキは基本的に春化精+何らかのモンスターから展開を行っていきます。初手で引いた組み合わせによって動きが変わりますが、引きによっては以下の展開を複数並行して行える位の展開力はあります。

春化精について

春化精は共通効果として

①手札から自身とモンスターか春化精をコストで捨て、墓地の地属性蘇生+αを行う

②場の春化精に何らかの効果を付与する

この2つの効果を持っています。ただし、①効果を使うとそのターン中は地属性モンスター以外のモンスター効果が発動できません。

各春化精の効果は上の通りです。採用枚数についてはサーチ効果を持つ《丘と芽吹》《苗と霞》、攻撃力倍化を付与できる《森と目覚》は3積み、残りの2枚はそれぞれピン刺しとなっています。

 


《春化精の花冠》は地属性モンスターに春化精ネームを与えるコンボを決める上での必須カードです。一応②効果で春化精の手札コストを軽減する効果も持っています。

 

地属性モンスターに効果を付与するには、①このカード+②春化精モンスター+③効果を付与したい地属性モンスターの3体が必要です。一見枚数が多く見えますが①と②に関しては《丘と芽吹》の効果で《花冠》をサーチしつつ墓地の春化精を蘇生すれば揃うので、実は簡単に狙えます。

 

それでは、実際に春化精を使った展開について解説していきましょう。

ヒロイックを使った展開

 

このデッキを回すうえで特に重要なヒロイックがこの《H・Cモーニング・スター》です。召喚、特殊召喚成功時にデッキからヒロイック魔法罠をサーチする効果を持っているので、春化精の手札消費をカバーしつつ後続のヒロイックを用意できます。

 

序盤はこのカードを活用して戦線を維持しつつ、コンボに必要な2体の《エクストラ・ソード》を用意するのが基本の動きです。

 





《モーニング・スター》からサーチするのはこの2枚です。それぞれサーチ、蘇生とシンプルながら強力な効果を持っています。

 

初動の場合は《エンヴォイ》から《エクストラ・ソード》をサーチして《モーニング・スター》とランク4を立てて戦線維持、終盤は《ヒロイック・コール》でモンスターを並べて一気に押し切るのが鉄板の展開パターンです。

 

基本的には召喚権を使えば《モーニング・スター》+春化精の2枚から攻撃力1000UPのXモンスターが立ちますが、特に強力な動きが《森と目覚》と組み合わせた場合の展開です。

 

《ヒロイック・コール》をサーチすれば召喚権を使わずにX召喚、《エンヴォイ》をサーチすればコンボに必要な《エクストラ・ソード》2体を用意した上で同じ盤面を作ることができます。

マドルチェを使った展開



ここまで全く触れてきませんでしたが、マドルチェは春化精の手札コストを捻出するために採用しています。《マドルチェ・シャトー》はマドルチェの効果によって墓地からデッキに戻るモンスターを手札に回収する効果があるので、この効果で手札コストを確保していきます。

 

 

具体的に目指す盤面は《マドルチェ・シャトー》ティーチャーマドルチェ・グラスフレ》のセットです。《グラスフレ》の①効果でX素材のマドルチェを墓地へ、②効果で墓地からデッキに戻るモンスターカードを《マドルチェ・シャトー》の効果で手札に回収します。

 

自分ターン、相手ターンで合計4枚のモンスターを回収できるので、手札消費の荒い春化精デッキでありながらも毎ターン手札をキープしつつ展開していくことができます。

 

 

上記の盤面は《マドルチェ・エンジェリー》1枚もしくは《マドルチェ・プティンセスール》特殊召喚から用意可能です。この展開の有無がデュエルの勝敗に直結するので、序盤はとにかく優先してこれらのカードをプレイします。この2枚は地属性・天使族と《苗と霞》からサーチ可能なので、安定性も高いです。

 

なお、マドルチェの採用枚数ですが《エンジェリー》のみ2枚で残りは全てピン刺しにしています。《エンジェリー》のみ2枚なのは初動の安定性向上と、《重力均衡》1枚からマドルチェXモンスターを展開できるようにしたかったからです。

その他のカードについて



春化精を使う上でデッキ内のモンスター比率を高めたかったので、相手ターン中の守りになるカードとしてこのカードを採用しました。地属性モンスターは《森と目覚》《グラスフレ》の流れで疑似的なサーチが出来るので手札に抱えておくことも簡単です。

 

《速攻のかかし》とどちらを採用するか迷いましたが、盤面に残りやすい《グラスフレ》はモンスター効果を使わず打点で突破されることが多かったので、直接攻撃以外にも対応可能なこちらを優先しました。

 



マドルチェの展開に使う《マドルチェ・ホーットケーキ》が墓地のカードをコストとして除外するので、そのコストとしての採用です。《ホーットケーキ》から呼び出したレベル4モンスターと合わせて即座にランク4が組めるので更に展開を伸ばすことができます。

 

 

このデッキの裏の切り札です。春化精、《ヒロイック・コール》特殊召喚手段がかなり豊富なので腐ることはほとんどありません。

 

ランク4モンスターを複数並べる事も簡単にできますが、特殊召喚した《エクストラ・ソード》3体を使って素材がレベル4×3以上のXモンスターを出して攻撃力3000UPさせる動きも強力です。

EXデッキのモンスターについて

春化精の制約上、地属性のXモンスターがメインになっています。

①《No.82ハートランドラコ》

 

このデッキの切り札です。《エクストラ・ソード》2体素材で出して攻撃力4000の直接攻撃を叩きこみます。ここに春化精で2回攻撃か攻撃力倍化を付与できればワンターンキルも可能です。

 

《地獄の暴走召喚》からの展開先としても強力で、《エクストラ・ソード》を見て相手が守備表示でモンスターを並べたところを直接攻撃する瞬間が最高に気持ちいいです。

 

②《ガガガザムライ》

 

2回攻撃可能な地属性Xモンスター。《エクストラ・ソード》との組み合わせは昔から鉄板です。春化精の効果付与が使えない場合でも《エクストラ・ソード》1体素材で出せれば攻撃力2900の2回攻撃と十分な火力が出ます。

 

相手ターン中に攻撃対象を誘導する効果も《グラスフレ》などを守れたりと何気に強力です。

 

③《ガガガガンマン》

 

守備表示でのバーン効果が有名ですが、このデッキでは攻撃表示で出すことが多いです。忘れがちですが「ガガガ」モンスターなので、春化精だけでなく《ガガガザムライ》の効果でも2回攻撃を付与できます。

 

守備表示でのバーン効果についても、1発の火力が高いデッキなので詰めの引導火力として800ダメージは十分な数値です。

 

④塊斬機ラプラシアン

 

レベル4×3で出すXモンスター。相手の手札、モンスター、魔法罠を1枚ずつ除去できる素材の重さに見合った効果を持っています。ほとんどの場合効果を使うことでX素材を全て抜けるので、素材に使った《エクストラ・ソード》をすぐに墓地へ送れる点が優秀です。

 

⑤《塊斬機ダランべルシアン》

 

X召喚に使った素材の数によって効果が変わりますが、このデッキでは3~4体素材でのX召喚を狙います。3体素材の場合はレベル4モンスターのサーチなので《丘と芽吹》《モーニング・スター》といったこのデッキのキーカードをサーチできます。

 

4体素材の魔法罠サーチで狙いたいのはやはり《地獄の暴走召喚》です。このカードからサーチして展開するのも強力ですが、《暴走召喚》からこのカードをX召喚し2枚目をサーチする動きも派手で気に入ってます。

 

⑥《恐牙狼ダイヤウルフ》

 

基本的には自身と相手フィールドのカードを破壊しますが、《ホーットケーキ》ジャイアント・レックス》の動きからランク4を立てると獣族の《ホーットケーキ》が余るので、このカードを残しながら破壊効果を使えます。

 

⑦《No.106巨岩掌ジャイアント・ハンド》

 

地属性ランク4の妨害枠。ネックである打点の低さを《エクストラ・ソード》でカバーします。春化精で耐性を付与する先としても、守備的な効果を持つこのカードは適任です。

 

地属性の妨害ランク4というと《フレシアの蟲惑魔》もありますが、《エクストラ・ソード》との相性がよいこちらを優先しました。

 

⑧《No.59背反の料理人》

 

EXデッキ内で唯一、地属性ではないモンスターです。条件付きではありますが、《エクストラ・ソード》素材で出すことで効果を受けない3300打点のモンスターになります。Xモンスターに除去を当てようと考えている相手の計算を狂わせる1枚です。

 

⑨《クイーンマドルチェ・ティアラミス》

 

破壊耐性を持つモンスターへの回答として採用しています。素材がレベル4「マドルチェ」×2と重めですが、《重力均衡》1枚から出すことが可能です。いざという時に出すお守り枠の1枚。

 

⑩《ティーチャーマドルチェ・グラスフレ》

 

このデッキの最重要カード。②効果については相手の墓地もバウンス出来るので《超電磁タートル》など墓地起動で攻撃を止めるカードを事前に処理できるのはワンキルを狙いやすいこのデッキと非常にマッチしています。

 

⑪《トロイメア・ケルベロス

 

地属性の汎用リンク2モンスター。盤面に残った《ホーットケーキ》などを処理するのが目的なので割と自由枠です。他の候補としては打点上昇の《ミセス・レディエント》やGゴーレムリンクモンスターと相性のいい《バイナル・ソーサレス》などがあります。

 

⑫《Gゴーレム・スタバン・メンヒル

 

主に《花と野原》と組み合わせて使い、お互いの効果で墓地の地属性を2枚回収します。その際に回収先を《花と野原》+別の春化精としておくことで毎ターン初動となる春化精を確保することが可能です。

 

蘇生したモンスターは除外されるデメリットがありますが、このデメリットを活用してジャイアント・レックス》を蘇生すると連続リンク召喚を行えます。

 

⑬《Gゴーレム・インヴァリッド・ドルメン》

 

主に《メンヒル+モンスター1体で出します。攻撃誘導、モンスター効果耐性とかなりディフェンシブな効果をしているので、《丘と芽吹》などの耐性を付与するモンスターと並べると相互に守り合う強固な壁になります。

 

⑭《無限起動要塞メガトンゲイル》

 

Xモンスター3体と重い素材指定ですが、その素材指定に見合った強力な効果を持っています。蘇生先のXモンスターとしては毎ターン除去を飛ばせる《ダイヤウルフ》や、ちまちま相手のLPを削れる《ガガガガンマン》が候補です。

 

1度出せば春化精での蘇生も可能なので、多少無理にでもリンク召喚を狙う価値はあります。

 

⑮《Gゴーレム・ディグニファイド・トリトトン》

 

Gゴーレムの最終形態。《メンヒルジャイアント・レックス》の連続リンク召喚から《ドルメン》を経由して出します。墓地の《ドルメン》を春化精で相互リンクになるように蘇生できれば完璧です。

 

春化精の効果を受けることができるモンスターの中では1番素の打点が高いので、墓地から蘇生しても効果付与を強く使えるのは他のXモンスター達にはない強みです。

終わりに

このブログにしては珍しく短期決戦型のデッキでしたが、これは復帰したばかりの頃にとある方と対戦中、「Feさんって長期戦になるデッキばっかり使ってますよねー。」と言われたことがきっかけです。

 

自分でも一戦が2~3時間かかるデッキばかりだとヤバいなと思っていたタイミングだったので、今回短期決戦型のデッキにチャレンジしてみました。

 

 

デッキ名は【ヒロイックの春】です。深い理由は特にありません。デッキ内容もシンプルなら、デッキ名もシンプルですね。

そして、今回の素敵なサムネイルはパピヨンさんに作っていただきました!ありがとうございます。

papiyondaken.hatenablog.com

パピヨンさんのブログはこちらから。面白いデッキがたくさん紹介されているので、ぜひどうぞ!

 

また、遊戯王AdventCalendarでは25日まで、毎日日替わりで遊戯王記事が投稿されていきます!内容もデッキ紹介やコラムなど様々なので、そちらの企画もぜひお楽しみください。

 

komekokoa.hatenablog.com

↑明日の記事を担当する米ココアさんのブログはこちらから。

 

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アドベントカレンダーの記事一覧はこちらから確認できます!

 

それでは、今回のデッキ紹介はここまで。次の記事でお会いしましょう!