くず鉄収集所

遊戯王のあれこれを徒然なるままに書き下ろしていくブログです。

デッキ紹介【土地コン】

始めに

皆さんこんにちは、Feです!

前回、初めてのデッキ紹介記事を投稿したのですが・・・反響が想像以上に大きくてビビり散らかしています。まさかこんなに読まれるとは、正直想定外でした。

特に嬉しかったのは、今まで自分が読んできた先輩遊戯王ブロガーの方からお褒めの言葉を頂けた事ですね。より一層精進しなければなと身の引き締まる思いでございます。何だか堅苦しくなってしまったので、そろそろデッキ紹介にいきましょう!

デッキレシピ

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お前のデッキ、フィールド魔法多くね?

何をするデッキ?

使いたかったカードはこの3枚。

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異なるストラクチャーデッキRの切り札を入れた

「(別々の)ストラク3個合体デッキを作りたい」

という所から構築を始めました。

しかし、この3枚は種族も属性も効果もバラバラ、デッキとしてまとめるにはまずは共通するシナジーを見つけなくてはなりません。そこで注目したのは切り札を支える周りのカードたち。

 

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《死霊王ドーハスーラ》には《アンデットワールド》、《古代の機械熱核竜》には《歯車街》という強力なサポートカードを見つけました。しかも、この2枚にはフィールド魔法という共通点もあります。

そして《ゴッドフェニックス・ギア・フリード》ですが、このカードのサポートには、サーチャー兼装備魔法確保役の《聖騎士の追想ゾルデ》をチョイス。一見《イゾルデ》と他2枚のフィールド魔法にはシナジーが無いように思えますが、シナジーがあるのは《イゾルデ》自身ではなくその出し方にあります。

 

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それがこの《シュトロームベルクの金の城》。フィールド魔法1枚(と召喚権の放棄)で《イゾルデ》を出せます。

以上の点から今回のデッキの軸はフィールド魔法に決定。その方が《テラ・フォーミング》などのサポートカードを共有出来てデッキがキレイにまとまりそうです。

 

さて、これだけでもデッキは完成しそうですが、ここでもう1つデッキコンセプトを加えてみましょう。それは、

「展開と妨害を全てフィールド魔法で行う」

ということ。《アンデットワールド》のような相手にも影響を及ぼすカードを使うのであれば、他にも似たカードを入れて「展開用と妨害用のフィールド魔法を貼り変えながら戦う」デッキにした方がテクニカルなデュエルを楽しめそうです。

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こんな感じにフィールド魔法を切り替えたい。

 つまり、今回やりたいことは、

・フィールド魔法を展開の初動として使いたい。

・相手ターンの妨害もフィールド魔法で行いたい。

・3種の切り札を状況によって使い分けたい。

 

この3点に集約できます。《金の城》の存在からランク4が立てやすく、任意のフィールド魔法を自由なタイミングで発動したいこのデッキと相性のいいカードといえば・・・

 

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呼んだ?

ということで、デッキが完成しました。

各フィールド魔法の採用理由

今回のデッキコンセプトは「フィールド魔法を貼り変えながら戦い、3種の切り札で勝負を決める」ことです。そのために採用されたフィールド魔法を今回は役割ごとに分けて紹介していきたいと思います。

展開用フィールド魔法

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このデッキの最重要カード。主に初動になり、このカード1枚からリンク召喚やランク4のエクシーズ召喚と状況に合わせた展開が可能になります。その他にも

・《怪鳥グライフ》という専用のサーチ札が存在し、引き込みやすい。

・②の攻撃抑制により相手の行動を縛るロックにも使える。

などの理由から採用されました。総じてこのデッキの展開の要となるカードです。

 

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展開要因その2、《リボルブート・セクター》並びに「ヴァレット」。このデッキでは《ゴーストリックの駄天使》のエクシーズ召喚サポートと《歯車街》を破壊するための役割で採用しました。

そしてもう1つ重要なのが召喚権を使わずに展開が可能な点。《金の城》のデメリットにより召喚権を放棄することが多いこのデッキでは、《クイック・リボルブ》を初動として活用できる「ヴァレット」は展開役にうってつけの存在です。

 

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初動じゃないけど展開要因。昔はフィールド魔法の張り替えで効果が発動したらしいですが、今は《ヴァレット・トレーサー》やエクストラデッキの《竜巻竜》で破壊して《古代の機械熱核竜》を呼び出します。手札、デッキ、墓地から呼び出せるので1枚の《熱核竜》を使い回すことが可能な点も嬉しいですね。

 

妨害用フィールド魔法

妨害用のフィールド魔法は多岐に渡るので、用途と共に紹介します。

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対戦相手が種族/属性統一デッキを使っていると刺さるフィールド魔法。このデッキでは《アンデットワールド》の制約は時に自分にも刺さるので必ず展開後に発動しましょう。

《シャドウ・ディストピア》は元々「闇黒の呪縛」のカードも混ぜていた頃の名残ですが、【転生炎獣】など刺さるデッキも存在するためこのカードだけはいまだに採用しています。

 

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墓地活用に刺さるフィールド魔法。墓地を使わないデッキの方が少ないので、何も考えずに使ってもかなりの妨害になります。展開の締めとしてこのカードを発動、相手ターンをやり過ごすことがこのデッキのベストの動きです。このデッキの切り札と相性が悪いのが難点ですが、これを発動できれば勝てるレベルの相手もいるので採用しています。

 

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召喚のメタカードという変わったフィールド魔法。制圧力としては低めですが、自分にはメタがほとんど刺さらないという利点もあります。

 

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メインフェイズ1での召喚、特殊召喚を3回までに制限するフィールド魔法。普通に使うとメインフェイズ2で展開されますが、このカードの真価は相手ターンでの発動。相手の3回目の特殊召喚にチェーンして発動できれば強制的に相手ターンのエンドフェイズに移行させることが出来ます。《メタバース》や《ゴーストリック・リフォーム》の登場によって更に狙いやすくなりました。

 

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最強の妨害フィールド魔法。相手ターンに発動してそのターンをやり過ごすために使うことがほとんどです。デッキコンセプト上、「《魔鍾洞》を維持することが出来ない」点も気に入っています。(普通に使うとこのカード、ヘイトが凄いので・・・)

 

その他のフィールド魔法

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ドローソースとなるフィールド魔法。《召喚制限ーエクストラネット》は状況次第での複数ドローが見込め、相手ターンでの展開抑制にもなります。《チキンレース》は手軽な1枚ドローの他、相手ターンに発動してダメージカットすることも可能です。フィールド魔法を毎ターン貼り変えるので、《チキンレース》を相手に利用されることは基本的にありません。

 

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《ゴーストリック・リフォーム》と組み合わせてデッキから任意のフィールド魔法を発動するための「ゴーストリック」フィールド魔法。《ゴーストリック・パレード》は《リフォーム》をサーチして次のターン以降の展開に繋ぎ、《ゴーストリック・ハウス》は受けるダメージを半分にして相手ターンをしのぐ為の役割がそれぞれあります。

 

その他のカードの採用理由

ここからはフィールド魔法以外のカードの採用理由について解説していきます。

メインデッキのモンスター

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 《金の城》からのリクルート要員。初動なら《鉄のハンス》→《鉄の騎士》から《イゾルデ》に繋ぎ、勝負を決めに行くなら《H-Cエクスカリバー》等に繋ぎます。その他にも様々なモンスターが出せるので状況にあったベストな1枚を出しましょう。

また《怪鳥グライフ》は通常は①の手札から捨てて《金の城》をサーチする効果がメインですが、②の効果も、このデッキに少ない魔法罠除去として役に立ちます。

 

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上記の《イゾルデ》ルートから繋げる「竹光ターボ」セット。

《妖刀竹光》をコストに《リナルド》をリクルートすることで、《妖刀竹光》を墓地から回収しつつ、《黄金色の竹光》をサーチすることが出来ます。相手ターンをしのぐためのフィールド魔法や更なる展開用のカードを引き込むことを祈りましょう。

 

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《イゾルデ》初動から竹光ターボに移行した場合、盤面には《イゾルデ》と《リナルド》、装備状態の《妖刀竹光》が残っているはずです。この時の2ドローでいいカードが引けなかった場合のルートで使用します。

まずは《イゾルデ》と《リナルド》で《ユニオン・キャリアー》をリンク召喚、墓地へ送られた《妖刀竹光》の効果で《黄金色の竹光》をサーチします。その後《キャリアー》の効果で自身に《ヴァイロン・スフィア》を装備、効果で《キャリアー》に墓地の《妖刀竹光》を装備させることで再び《黄金色の竹光》を発動できます。4枚もドローすれば流石に何かは引くでしょう。

 

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エースモンスターその1。一度墓地へ送られればそれ以降は毎ターン蘇るアンデットの王。墓地へ送る手段としては主に《ユニオン・キャリアー》で「ヴァレット」に装備して墓地へ送ります。初動で《金の城》と《クイック・リボルブ》があればぜひ狙っていきたい動きです。

 

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エースモンスターその2。《イゾルデ》のサーチ先はこれ基本これ一択です。サーチしたターンに攻め込むことは出来ませんが、モンスター効果の発動無効&装備カード化と対モンスター性能が高く、次のターンの優秀な切り返し要員として活躍します。

 

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エースモンスターその3。エースモンスターの中でも魔法、罠に対して強い性能を持っています。唯一自己特殊召喚効果を持っていませんが、《歯車街》のサーチと破壊は簡単に行えるので意外と出しやすいです。

 

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このデッキの除去要員。召喚条件によるリリースという非常に防ぎ辛い方法で相手モンスターを2体も除去可能です。通常召喚出来ないデメリットも《金の城》と共有できるのでそこまで重いデメリットではありません。

 

魔法・罠カード

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絶対外れるギャンブルカード。墓地のカードを再利用するための目的で採用しています。このデッキには他にも《貪欲な壺》や《貪欲な瓶》などの再利用方法がありますが、このカードならではの利点はハンドコストが必要なこと

このデッキには「《リナルド》を素引きしたらデッキの回りが鈍る」という致命的な弱点があります。素引きした《リナルド》を手札コストで捨てつつ、デッキに戻せるこのカードは事故回避のためにも重要な1枚です。

 

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フィールド魔法が初動となるため当然採用・・・と言いたいところなのですが、割と迷ってるカードだったりします。

「この効果でセットしたカードのいずれかがフィールドゾーンにセットされている限りお互いに他のフィールド魔法を発動、セットできない

このデメリットがフィールド魔法を毎ターン複数枚使うこのデッキでは想像以上にきついんですよね。相手に送り付けた《歯車街》を破壊して《古代の機械熱核竜》を呼び出す動きは非常にオシャレで気に入っています。

 

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デッキからフィールド魔法を発動できるカード。相手のデッキに一番刺さるフィールド魔法を使い分けましょう。

《終焉の地》は速攻魔法なので手札から発動可能、《メタバース》はフィールド魔法のサーチとしても使える。《ゴーストリック・リフォーム》は発動条件こそあるものの、《ゴーストリックの駄天使》や《ゴーストリック・パレード》でサーチ可能と三者三様の良さがあります。

 

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このデッキならではのカード。フィールド魔法が18枚もあるので平均して4~5体はトークンを特殊召喚できるでしょう。このトークンはリンク召喚に使う以外にも相手ターン中の壁としても使えます。

また、このカードの特徴は相手フィールド上にもトークンを特殊召喚できるという点。相手のモンスターゾーンを潰すほか、「自分フィールド上にモンスターが存在しない場合」という発動条件を持つカードへの対策など、器用な立ち回りが可能です。

様々な使い方がありますが、1番強い使い方は《魔鍾洞》を強制的に適用させることだったりします。

エクストラデッキのモンスター

特筆すべきモンスターだけ紹介します。

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「ヴァレット」展開からの着地点としての採用。フィールド魔法が軸になる関係上、相手の《羽根箒》や《ツインツイスター》などに弱いため、「闇属性、レベル8、魔法を止められるシンクロモンスターとしてこのカードが選ばれました。

 

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このデッキでは貴重な魔法罠除去担当。自分フィールドのカードも破壊できるので《歯車街》を破壊して展開に繋げることも可能です。風属性なので《ヴァレット・トレーサー》の制約で出せなくなることには注意。

 

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×堕天使 ○駄天使

ランク4からフィールド魔法にアクセスするためのキーカード。このカードで《ゴーストリック・リフォーム》か「ゴーストリック」フィールド魔法の足りない方をサーチすることで任意のフィールド魔法にアクセスできます。このカードは闇属性なので《ヴァレット・トレーサー》の制約にかからず展開できるのもグッド。

 

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《金の城》1枚から出せるお手軽4000打点。勝負の詰めから効果を受けないモンスターへの回答札など、いぶし銀な働きをしてくれます。力こそ正義、パワーisジャスティス。

 

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《ラヴァ・ゴーレム》をお手玉するためのモンスター。このカードと《ラヴァ・ゴーレム》を使えば相手モンスターを4体リリースして除去することが可能です。このコンボ以外で出すことは多くないですが、決まった時のリターンが非常に大きいので採用しています。

 

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《漆黒の薔薇の開花》で特殊召喚できるローズ・トークンを素材にリンク召喚するモンスター。このデッキのリンクモンスターには「名前の異なるモンスター」や「効果モンスター」などの素材指定によって、ローズ・トークンだけでは出せないモンスターがいます。トークンを1度このカードに変換してから更なるリンク召喚を狙いましょう。

終わりに

いかがだったでしょうか?

元々は《竜の渓谷》+「巨神竜」や、《悪魔嬢リリス》なども入って「ストラク5~6個合体デッキ」になる予定でしたが、そちらは事故率が高すぎたのとフィールド魔法を貼り変えながら戦うコンセプトの方に面白みを感じたので、現在のデッキの形に落ち着きました。

ちなみにデッキ名の【土地コン】は自分が考えた名前ではなく、対戦していた友人が名付けたものです。フィールド魔法=土地で相手をコントロールするデッキだから土地コントロール、略して【土地コン】。ゼネコンみたいな響きですね。

 

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あと、今回初めてブログのサムネイル画像を作成してみました。美的センスが壊滅的な私にとっては記事を書き上げるよりも難しい作業でした・・・。次はもっとわかりやすいサムネイルを作りたいと思います。

 

長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました!また、次の記事でお会いしましょう!